ワシントン_(BB-56)
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ワシントン

基本情報
建造所フィラデルフィア海軍造船所[1]
運用者 アメリカ海軍
級名ノースカロライナ級戦艦
愛称マイティ W (Mighty W)
艦歴
発注1937年8月1日
起工1938年6月14日
進水1940年6月1日
就役1941年5月15日
退役1947年6月27日
除籍1960年6月1日
除籍後1961年5月24日、スクラップとして売却。
要目
基準排水量35,000 トン
満載排水量42,330 トン
全長222.11 m
最大幅33.03 m
吃水9.64 m
主缶バブコック・アンド・ウィルコックス式重油専焼水管缶×8基
主機GEギアード・タービン×4基
出力121,000 hp (90,000 KW)
推進器スクリュープロペラ4軸
最大速力28ノット (52 km/h)
航続距離17,450 海里 (32,320 km) /15ノット
乗員士官;108名、兵員:1,772名
兵装.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

45口径40.6cm砲(英語版)×9門

38口径12.7cm砲×20門

28mm対空機銃×60門

50口径機関砲×16門

装甲

水線装甲帯:12 in (305 mm)

砲塔部:16 in (406 mm)

甲板部:5.5 in(140mm)

司令塔:16 in (406 mm)

搭載機OS2U キングフィッシャー観測機×3機
その他船尾楼甲板部に航空機用カタパルト×2基
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ワシントン (USS Washington, BB-56) は[2]アメリカ海軍戦艦[3]ノースカロライナ級戦艦の2番艦[注釈 1]。艦名はワシントン州にちなむ。その名を持つ艦としては9隻目[5][注釈 2]。愛称はマイティW (Mighty W)。ワシントンは太平洋戦争を通じ日本海軍の攻撃で乗組員を失わなかった武運の強い艦である。一方、イギリス派遣時には司令官が転落死し、1944年(昭和19年)2月1日には戦艦インディアナの右舷三番砲塔付近に衝突し、衝突事故を起こして本国修理に1か月を要した。この際は数人の水兵が死亡している。
概要

ワシントンは、アメリカ海軍が第二次世界大戦で運用した高速戦艦で、ノースカロライナ級の2番艦[7]大和型戦艦の同世代艦であり[8][9]、火力と装甲で若干見劣りするが[10]、ほぼ同等の速力を発揮できる。1941年(昭和16年)5月15日に竣工後[11]、修理と整備をおこない、アメリカ東海岸や大西洋で活動した。1942年(昭和17年)前半はイギリス海軍の指揮下に入り、本国艦隊(司令長官ジョン・トーヴィー大将)に所属してスカパ・フローアイスランドを拠点に行動したが、ドイツ海軍の戦艦ティルピッツと遭遇する機会はなかった[12]。7月上旬のPQ17船団護衛では[13][14]、ティルピッツ以下のドイツ艦隊出撃を警戒するあまり航空機とUボートの襲撃で大被害を被った[15][16]

同年8月以降は太平洋に配置転換され、ウィリス・A・リー少将の旗艦となってガダルカナル島攻防戦に参加する。10月中旬以降はレンネル島近海を行動し、ガダルカナル島に接近する日本艦隊を警戒した(南太平洋海戦[17]。11月中旬の第三次ソロモン海戦では[18]、リー提督直率部隊(戦艦ワシントン、戦艦サウスダコタ、駆逐艦4隻)として鉄底海峡に突入し、ヘンダーソン飛行場砲撃を目指す第二艦隊(旗艦愛宕)と交戦する[注釈 3]。戦艦霧島と駆逐艦綾波を撃沈して連合軍の勝利に貢献した[22][23]。その後も米軍機動部隊の護衛や、上陸作戦での対地砲撃支援をおこなった。マリアナ沖海戦レイテ沖海戦では戦艦大和との対決を望んでいたにもかかわらず[24]、実現しなかった。太平洋戦争終結後、まもなく予備艦となった。
艦歴
第二次世界大戦

ワシントンは1938年(昭和13年)6月14日フィラデルフィア海軍工廠で起工[3]。1940年(昭和15年)6月1日にヴァージニア・マーシャル(ジョン・マーシャルの直系の子孫)によって命名され[25]、進水した[注釈 4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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